2024年に、中国の研究グループが、過去の試験を集めて計算し直しました。問いは、運動の前に光を当てると、筋肉の持久力と回復がよくなるかです。光を当てた人のほうが、当てなかった人より筋肉の持久力がよくなりました。運動のあとの回復も、光を当てた人のほうが進みました。ただ、アスリートではないが、ふだんよく体を動かす人では、光を当てた人と当てなかった人の差は出ませんでした[Li 2024]。

試験をまとめて計算すると、持久力も回復も光を当てた人のほうがよくなった

2024年の分析が集めたのは、光を当てた人と当てなかった人を比べた試験34件です。対象は、試験の中で運動をした健康な人です。

主に測ったのは、筋肉の持久力と、運動のあとの回復です。回復は、筋力の戻りと、クレアチンキナーゼの値で見ています。

筋肉の持久力は、光を当てた人のほうが、当てなかった人よりよくなりました。筋力の戻りも、光を当てた人のほうが進みました[Li 2024]。クレアチンキナーゼは、筋肉が傷むと血液の中で増える値です[Ferraresi 2016]。この値の戻りも、光を当てた人のほうが進みました。どれも、偶然では説明しにくい差です[Li 2024]。

活動量で分けると、ふだんあまり体を動かさない人とアスリートでよくなった

2024年の分析は、ふだんの活動量で3つに分けても計算しています。

ふだんの活動量運動の前に光を当てた人と、当てなかった人を比べた結果
ふだんあまり体を動かさない人持久力も回復も、光を当てた人のほうがよくなった
アスリートではないが、ふだんよく体を動かす人差は出なかった
アスリート持久力も回復も、光を当てた人のほうがよくなった

著者らは、アスリートではないが、ふだんよく体を動かす人では、運動の前の光に効果がないと結論しています。ふだんあまり体を動かさない人とアスリートで出た差は、偶然では説明しにくいものです。

参考文献